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継がせ方支援事例
01WORK CASE
息子が頼りない
相談と現状
- ①業績好調で、実質無借金で手許資金も潤沢。
- ②息子世代の人材も育ててきたものの、息子も含めて危機感が薄い。
- ③社⾧は1代で会社を築き上げた凄腕経営者であり、組織作りの著書も多数出版している。
課題
社⾧の危機感が次世代経営陣と共有出来ていない。社⾧は伝えているつもりだが、コミュニケーションが一方通行になってしまっていた。
対策
会社分析と計画策定を通じて、社⾧の頭の中にある危機意識を数字と文字に落とし込んで経営陣と共有することから始める。次の段階で、所有と経営の分離も視野に入れて検討する。
結果
後継者の準備が整い経営面での懸念が払しょくされることで将来的な収益力毀損リスクは排除された。息子を後継者と認めることにより、事業上のイベントを株式承継に活かす準備が整った。
02WORK CASE
後継者を決めきれない
相談と現状
- ①創業社⾧がワンマンで築き上げた会社。
- ②社⾧の子供は女性のみで会社に入っていないため後継者は従業員の中から選ぶつもりだが、3名ほどの候補から絞れないままズルズルと年月が経っている。
- ③従業員には資力がないので、株式に対価は求めない。
課題
対価を求めないとは言いながらも、何も残せないとなると子供たちの生活が心配だが周囲に相談出来ていないため、後継者選定に迷っているという理由で延期し続けている。
対策
事業と財産に会社を切り分けて、事業部分のみを極力負担のない状態で従業員に引き継ぎ、子供たちには財産部分を残してあげるという方針を検討する。
結果
従業員にとっては過度な負担を負うことなく事業を承継し、親族には収益を生む財産を残すことができた。株の引継ぎ先が決まったことで、事業上のイベントを株式承継に活かす準備が整った。
03WORK CASE
子供は継がないが、
M&Aはしたくない
相談と現状
- ①息子は上場企業勤務で役職にも就いており、会社を継ぐ気はないと言っている。
- ②先代から引き継いで来た会社の看板を自分の代で絶やしたくないので、M&Aは考えられない。
- ③しかし、従業員に株式と個人保証を引き受けられるほどの人物は見当たらない。
課題
方向性が決まらないまま時間が経過してしまうと、突然従業員に承継を持ち掛けることになり、辞退されるとM&A以外に手段がなくなる。(承継手段の選択肢を狭める結果になる)
対策
株式を息子に持たせ、従業員の中から次期社⾧を選抜することで一族は会社を手放さず、従業員は経営に専念できる環境を検討する。(手放さない事業承継の導入を検討)
結果
M&Aを回避することが出来、かつ、社長は現役を続けることが出来る。
株の引継ぎ先が決まったことで、事業上のイベントを株式承継に活かす準備が整った。